月額315円、初期費用無料で、専用端末付き、
ゼロコンフィギュレーションで簡単にできますよー、としたかった。
実際、スマートサーブ自体の設置は電源とLANを刺すだけ。
認証設定もiPhoneからだとプロファイルの生成配布をNiftyのサイトでやってくれるので簡単。
なのだが、多重NATな環境故か、設定が必要だった。
*症状
Windowsで接続しようとすると
「リモートコンピューターへの接続を確立できませんでした。この接続用にネットワーク設定の変更が必要である可能性があります。」

iPhoneで接続しようとすると
「L2TP-VPNサーバが応答しませんでした。もう一度接続してください。それでも問題が解決しない場合は、設定を確認し、管理者に問い合わせてください」

あるいは
「PPPサーバへの接続を確立できませんでした。もう一度接続してください。それでも問題が解決しない場合は、設定を確認し、管理者に問い合わせてください」

で、スマートサーブの「モバイル接続機能」の「基本情報」ページに行くと以下のようなログが出力されている。
「DHCP取得エラー」

スマートサーブのターミナル本体は「ステータス2が点滅」している。
*原因
この場合、どうやらスマートサーブのターミナルとセンター間でのVPNコネクションが張れていないようである。
スマートサーブはL2TP/IPsecを使ってコネクションを張り、HTTPSを使ってファームウェアの設定等を行う。
このうちHTTPSは正常に通信できるが、L2TP/IPsecが通信できないのが「ステータス2点滅」の状態らしい。
ルータがIPsecを妨害してしまっているために起こる模様。
(ただし2本以上の場合に問題になるという話が多いのだが、)
*対処方法
ルータの設定画面から「IPsecパススルー」を有効にする。

*接続成功
接続できると以下のようになる。


*同時接続禁止
VPNは1つのアカウントで2つ以上の同時接続はできない。
SoftEtherなどを使っている場合は、接続台数に合わせて増やせば良い。
スマートサーブでは、2ID目以降の追加は、月額100円ずつ+される。
もっとも、センターを経由して通信している以上仕方ないとも言える。
同時接続しようとすると以下のエラーが出る
「指定したユーザー名またはパスワードが認識されないか、選択した認証プロトコルがリモートアクセスサーバーで許可されていないため、リモート接続が拒否されました」

VPN接続「認証に失敗しました」
