VRChat固定インスタンス間移動システム(VRC World Jumper)の設置方法
http://gpsnmeajp.sblo.jp/article/184041906.html
*はじめに
VRChatって、人数集まるとかなり重くなりますよね。
それって多分、遠くにプレーヤーが居ても消えないからんじゃないかな、と勝手に思っていました。
たまたまVRChat技術メモ帳を見に行ったら気になる項目が更新されていました。
https://vrcworld.wiki.fc2.com/wiki/VRC_SceneDescriptor
「カリングの範囲はこのカメラの設定が適用される。Nearを最小にすれば、普段より近づいてもカリングされなくなる。
https://twitter.com/gatosyocora/status/1023400101933248512」
カリング(余計なものを描画しない処理)の距離が変更できるらしいです。
Near、つまり近づきすぎたときに消える処理をいじると、ガチ恋距離ができるという。
では、Farはどうなってるのかなと思ったら「1000m」でした。そりゃ離れても消えませんわ。
(天空高くや、地下深くなど、別の部屋を遠くに作ると軽くなると言われる原因はこれかと思います。)
なお、声は350m離れると聞こえなくなります。
というわけで、カメラのカリング距離を変更して、遠くにいるプレーヤーが見えないようになれば、人数増えてもあまり重くならないんじゃないかなと思いました。
代償として、遠くの壁や物品も見えなくなりますが...
また、同期周期もデフォでは最小値の33msを大きく下回る10msになっているらしいので、これも大きくすると重さが改善されそうです。
※最新のSDK(VRCSDK-2018.06.21.13.02_Public.unitypackage)ではこの問題は修正されており、デフォルトで33msに設定されています。
https://docs.vrchat.com/docs/vrchat-201822
*設定方法
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*カリング距離の適用結果
